OT 2499 1952年製
このセンテナリーはミディアム・センテナリー1とほぼ
同じものであるが、文字盤にCHRONOMETRE OFFICIALLY
CERTIFIEDのプリントがある。
当時の雑誌広告によると、センテナリーの米国小売価格
は$450であった。同時期のハミルトンの上級モデルであ
るパイピングロックの価格$200と比較すると、このモデ
ルがいかに高価な時計であったことが解る。この高価格
が災いしたのか、決して商業的に成功したモデルとはい
えないようだ。センテナリー・シリーズの総製造個数は
1948年からの約4年間に6千個ほどが製造されただけで
ある。その後、1952年のコンステレーションの登場によ
り、オメガ社のフラッグシップモデルという役割を終え、
製造中止となった。
ムープメントはCal. 343が搭載されるが、直径違いの
Cal.333と共にオメガ社のオートマチック・クロノメ
ーター最後のスモールセコンド・モデルである。


























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