CK2915-2 1958年製
Speedmasterの誕生は1957年である。RefはCK2915であ
るが、CK2915-1から2915-5まで存在する。これはCK29
15-2であり、おそらく1958年頃の製造と思われる。一
般的に誤解されやすいが、ケース自体もCK2998のセカ
ンドモデルとは異なる。

オリジナルのベゼル径は39mmで(CK2998から40mm)、
プッシャーは4mmで竜頭径は6mmである。プッシャーは
交換されているがオメガ純製の新品であり、オリジナ
ルと同じ4mmである(竜頭はオリジナルの6mm)。

針は当然のことながら1stのシンボルともいえる大き
な矢印型、いわゆるアロー針である。ファーストレプ
リカの針も同様の形状をしているように見えるが、ア
ールや仕上げが異なるため、実物を見たことのある人
には容易に鑑別できる。この時計はもちろんオリジナ
ルの針である。インダイアルの小針は白くペイントさ
れているものと、メッキ仕上げのものとがあり、これ
はペイントされている。

ブレスレットはこの当時のオリジナルではないが、オ
メガ純製の19mmのステンレスブレスレットである。

裏蓋はシーホースの刻印のあるものと、無いものが確認
されている。この時計は無いタイプである。

























ムーブメントCal.321であり、1967年頃まで使われた。
CK2915のシリアル番号はほとんどが15XXXXXXから16XXXXXX
であり、極端に大きいナンバーでは機械の入れ替えなどを
疑うべきである。このモデルは166XXXXXである。
裏の刻印。CK2915-2と刻印される。CK2915-1につい
ては、ほとんど幻のモデルである。

上の画像がファーストモデル、
下がサードモデルのロゴである。

ファーストモデルのロゴの特徴は、"S"の文字がやや
膨らんだ感じであること。そして"r"の跳ね方である。
サードモデルのロゴ。



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